業務効率化を進めていくうえで、自社独自開発のアプリケーションを新規で構築する、という時代ではなくなっています。
サブスクリプションなどで数多く提供されているツールやシステムの有効的な活用は欠かせません。
しかし多くあるツールやシステムのなかから、自社のビジネスに適したものを選択し、社内に適用して利用浸透させていくかは、IT部門にとって大きな課題のひとつです。
内容詳細
ChatOpsとは?
ChatOpsとは、「Chat」と「Operation system」を合わせた造語で、チャットを利用してシステム開発・運用から一般業務、IT業務までさまざまな業務の効率化を行えるものです。
ChatOpsという名前そのもののツールがあるわけではなく、あくまでもチャットをベースにして業務を行う「手法」がChatOpsと呼ばれています。
業務でChatOpsを使用することのメリット
- メンバー全員がリアルタイムで情報共有できる
- SaaSとの連携が可能になる
- プロジェクト業務の効率化に貢献できる
- プロジェクト稼働後の保守運用、改善の効率が向上する
チャットツールとボットツールの使用事例
- テストを実行する日時を決められた時刻に発言させ、テストの実行忘れを防ぐ
- システムの運用状況レポートを毎日決まった時間にSlackに投稿させ、状況を共有する
- 会議室やミーティングルームの空き情報を確認し、重複している場合、その日時を投稿し、調整できるようにする
効率的な業務を実現するにはChatOps導入の検討を
業務は規模の大小にかかわらず、社員同士の連携はもちろん、使用するツールの連携も欠かせません。
しかし、終息が見えない新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い今後もテレワークが働き方の一つとして定着すれば、今後、よりメンバー間でのスムーズな連携が生産性向上策として求められます。
また、合わせてデジタルトランスフォーメーションの実現に向け、経営のデジタル化に足かせとなる従来のITシステムを疎結合で効率的につなぐ(連携する)ことも重要です。そこでおすすめしたいのがChatOpsの活用です。
普段から使い慣れているチャットツールを開発業務に上手く活用すれば、情報共有はもちろん、SaaSの連携やbotを使ったテストも可能で、業務効率化に大きく貢献します。また、ChatOpsは開発業務だけではなく、その後のシステム保守、カスタマイズ、改善、運用はもちろん、IT系業務以外においても、一般的な事務作業などにも同様の効果を発揮させ、生産性向上を実現します。
業務効率化にお悩みの際は、Chatbotの活用も検討されてみてはいかがでしょうか。システムズではマイグレーションをはじめとしたITリノベーションサービスの一環として従来のITシステム間や各種のSaaSとの連携が可能なChatOps手法を用いたソリューションのご提案も可能です。ぜひ一度お問合せください。