• マイグレーション&モダナイゼーション事業

脱・汎用機と異言語マイグレーション 脱汎用機を行いながらTCO削減も実現した Q言語からCOBOLへの異言語変換

対象 COBOL: 335名・CORAL: 4,060名・Q言語: 7,630名・JCL: 2,328名・PROC: 65名・XMAP: 1,950名

内容詳細

三度目の取り組みで脱汎用機を実現

異言語マイグレーションとは、移行対象アプリ資産の開発言語が、移行元と移行先で異なる場合において、変換移行を実現するマイグレーションを意味します。

大手建設業H社では、受注・債権・販売管理・生産管理・経理システムとして、複数の4GLを使用した大規模なバッチ/オンラインシステムを運用し、サブシステム毎に縦割りの保守・運用体制を敷いていました。

今回のマイグレーションの目的は
・トータルランニングコスト削減=脱汎用機を志向
・Q言語からの脱却(将来的にも使えるCOBOL環境へ移行)
です。H社の脱汎用機志向は今回初めてのものではなく、既に二度、パッケージ導入やスクラッチ開発などにトライしてきてきましたが、いずれも成功には至りませんでした。三度めの今回、マイグレーションを選択することにより汎用機撤廃を実現できたものです。

幅広いコスト削減と性能向上を実現

大規模なシステムのため、移行は複数のベンダが担当しましたが、システムズは、Q言語から変換移行だけでなく、マイグレーションプロジェクト全体のマネジメントにも参画しました。サブシステム毎にプロジェクトリーダを配置し、顧客と連携を取りながらサブシステム毎に発生する課題をプロジェクト横断的に管理し、特にテストフェーズでプロジェクト全体の効率化を進めました。また、移行フェーズを業務単位に分割してリスク分散を図りました。プロジェクト体制はピーク時(比較検証テスト期間)、50人/月で、2012年1月に本番稼動を実現しています。